マイクロ波加熱は、通常の加熱方法とは異なり、被加工物自体が発熱体となるため加熱時間の短縮、均一な加熱、高いエネルギー吸収効率などの優れた特長があります。
内部加熱
- 物質の内部 ・ 外部を同時に均一加熱
- 周囲温度を上げないため熱効率が向上
- 熱伝導に関係なく温度上昇するので加熱時間が短い
電波による加熱
- 電波を吸収しやすいものだけを選択加熱
- 熱伝導の悪い物質も加熱できます
- 非接触で加熱できます
ハイブリット加熱
- 熱風 ・ 蒸気 ・ ヒータと併用加熱できます
- 減圧状態で低温乾燥もできます
- 窒素パージ下での加熱も可能
生産ラインへ
- 加熱電力の制御が容易で応答が早い
- 昇温 ・ 降温の時間が不要
- クリーンエネルギーで作業環境が改善
用途
- 加熱/乾燥
インスタント食品の発泡 ・ 膨化
ゴムの予熱 ・ 発泡 ・ 加硫
鋳物砂型 ・ 中子の硬化 ・ 接着、塗型の乾燥
印刷インキ ・ 糊の乾燥
民芸品の表面処理 ・ 乾燥 - プラズマ処理
合成樹脂成形品の表面改質(塗装性 ・ 蒸着性 ・ 接着性の向上)
ICのドライエッチング工程
ダイヤモンド薄膜生成 - 解凍
魚類 ・ 蓄肉類 ・ お菓子の解凍 - 殺菌/防黴
食品類の殺菌/防黴 - その他
野菜の減圧乾燥
染料 ・ 顔料の減圧乾燥